夏休みの宿題

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9月も半ばを過ぎ、長い夏休みも終わりに近づいています。明日からは非常勤先の講義が、そして10日もすれば勤務先でも講義が始まります。

高校までは夏休みの宿題がありますが、大学生には基本的に夏休みの宿題はありません。学生さんはアルバイトに勤しんだり、車の免許を取りに行ったり、資格試験を受けたり、それぞれのやり方で長い休みを過ごしているようです。

大学教員にとっても、夏休みは、まとまった時間が取れる貴重な期間。それぞれやりたいことを定めて、取り組んでおられるようです。いわば、自分で自分に宿題を課しているようなものですね。

私は、この夏休み、どうしてもやらないといけないことがあって、珍しく自分に宿題を課しました。長らく関わっている日本データベース学会という学会のサーバ移行です。スマートフォンを買い替えた時に、古いスマートフォンから新しいスマートフォンにデータを移行しますよね。あれと同じです。

ただスマートフォンの場合と違うのは、移行の手順を自分で考え、必要ならそのためのプログラムを自分で書かないといけないこと。生成AIのおかげで、昔に比べたらずいぶん楽になりましたが、それでもかなり準備が必要です。普段使っているノートパソコンに仮想サーバを作り、手順を書いては試し、失敗したら仮想サーバを作り直し、という作業を繰り返す必要がありました。2週間ないし3週間は作業に没頭したでしょうか。

少しだけ専門用語で説明すると、Postfix, Dovecot, Rspamd, Nginx, Mailman3, MariaDB を中心としたメールサーバ+Webサーバ+DBサーバの移行を Ansible で自動化しました。業界用語で言うなら、オーケストレーションということになるでしょうか。

9月の初旬に実際にサーバ移行を敢行しました。データ移行、その場での設定の調整も含め、4時間で完了することができました。その後1週間くらい諸々調整して、現在、サーバは順調に動いているようです。

夏休みの宿題を提出できて、ほっとした反面、あまりに順調に動いてくれているので、逆に物足りなさも感じます。自分の子供が巣立っていくような感覚ですね。

生成AIに聞いたら、事前準備も含め、ン百万円の仕事だと言われました。そんなにすごい仕事なんですかねえ。学生時代からやっていたサーバ管理の延長線上みたいな業務だったし、結構好きな作業なんで、苦になっていないんですよね。

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